怒りのワケ~介護のこと
先週末から、てんてこ舞いに忙しかったけれど
「ママってば忙しいから」といって、道外からのお客様をもてなすのに、仲間が
車を出してくれたり、お出かけして食べ歩きに付き合ってくれたり
ほんと、すごく助かっちゃった。
なんだか、ほっこり心が温まる週末でした❤ 持つべきものは、仲間だな~と(^^)。
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介護・・・周りで介護をしている同年代の人たちが増えてきました。
そういう年回りなんだと思うけれど・・・。
「介護って大変だよね」と一言で済ませてきたけれど
実際にその立場になると、本当に大変だなって思う(笑)。
9年前、母親が69歳という若さで肝臓がんで亡くなったのだけど
その時は、千葉と旭川を行ったり来たり・・・
最後は旭川に連れてきて、2か月ですぐに骨転移をしてしまって
あっという間に、あの世に逝ってしまったわけなんだけど
お店との両立も大変で、体力ぎりぎり勝負だったし
深夜に帰って、朝の5時には、緩和ケアの医療用麻薬&放射線治療の
副作用で、激しいうめき声と嘔吐の声、そしてオロオロする父親の
「おねえちゃん、おかあさんが!」という助けの声、それが
私の朝5時の目覚まし時計でした。
訪問看護がはじまるその日に、母親がもうだめだ・・・と病院へ入院。
その後、数日で帰らぬ人となったわけだけど
今、思えば、あれば介護じゃなくて、ほぼ看護に近い形だったのかな~と。
母親の意識は、はっきりしているし
病気の場所を除いては、老化はまったく見られなく。
しかも、ナースだった母親だったので、泣きごとも言わずに
死に支度をしてこの世を去りました。
そして9年という月日がたとうとしていて4年ほど前に
私も自宅を父親と同じマンションに変え、スープの冷めない距離に
住まいを構え、できる限り、自分のことは自分でと、父親は9年1人で頑張って
きているわけだけど、透析もしながら、ガンの告知も受け
9年という月日もたてば、そりゃぁ 足腰も弱くなるし
ちょっと認知もかかってきていて、
変なこと言ってみたり、頑固になったりと(笑)会話が1+1=2にならないこと多々。
あぁ~これが介護なんだなって、最近思っています。
まだまだ、動ける方ではあるけれど
母親の時の看護とは、まったく違う。
私は、声を荒げて怒ったりすることはしないし
基本、怒らない人なんだけど
なんだか、わからないけれど、最近 父親に「怒る」場面が増えて
どうしてこんなに私怒るんだろう?と、ずっと考えていて。
「あんなに、しっかりしていたお父さん、どうしちゃったわけ?」と、変わりつつある父親の姿に
悲しい気持ちと、いらだちと、しっかりしてよ!という身内ならではの
自分の中のイライラなんだな~ということに気づきはじめました。
怒っちゃいけないとわかりつつ
威厳のあった父親が、どんどん小さくなっていくその姿を
信じたくないというか、もっとしっかりしてたよねという
寂しさというか、ちょっとそんな切ない気持ちが
怒りに代わってしまう。
亡くなった時の母親の69歳と、現在の父親78歳 約10歳も年老いて
当時の母親とは訳が違うんだなと改めて思ったりして。
老いていくってこういうことなんだと
最近、そんなことを考えさせられます。
とはいえ、介護びっちりの生活も、ストレスがたまっていくので
極力、普通の生活をするよう心がけ
時には旅行に出かけてストレス発散をしたり
ケアマネージャーさんに、甘えるところは甘えて
上手に生活のバランスをとっていこうと、試行錯誤しています(^^)。
母親の病院付き添いの時も思ったけれど
小さい時は、両親に手を引かれて歩いていたのが
今はその逆。
若い時なら、こんなこと考えたこともなかったけれど
いや~ 私たち(たち?)もすぐ目の前ですよ(笑)。
足腰の元気なうちに、あちこち行こっと(笑)。
それにしても、病院の待ち時間は、慣れないわぁ~(笑)。
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