「手間をかける」こと
今日、6月1日は
弊社の設立記念日。
バーを開店して11年4ヶ月
法人化して今日で8年目。
開店記念日がメインになっているので
法人設立日は、「あ…今日がそうか…」と
危なく忘れそうになっちゃうけど
とにかく、月日が流れるのが早すぎて
待って待って〜な毎日です(笑)。
………
最近、様々なニュースが飛び込んでくるけれど、
この季節といえば「運動会」。
午前終わりで
時短運動会にスライドしてきているとのこと。
働き方改革や、
お弁当を作る手間など
様々な現代の問題からのようだけど
もともと、運動会というのは
「競う」力を育てる行事。
みんなで手を繋いでゴールとか
お弁当大変だからやめましょうとか
国全体で
「がんばることをやめましょう」と
行った方向に向かっている気がしています。
後々、こう過ごしてきた生徒さんを
受け入れる企業が、いま、どれだけ苦労しているか
結局
大人が子供を育てられていない。
大人も手間をかけることをしなくなってきた。
年にたった一度のお弁当
この愛情を注ぐチャンスに
時間を割けない、
子供との会話も全部ライン
便利は便利だけど
味気ないコミュニケーションの世の中に
なったなぁと
ちょっとさみしいなぁと
思ってしまいます。
人間って、楽な方に楽な方にいきがち。
いろんな理由をつけて
どんどん怠けていきます。
これから、これで良いんだろうか…?と
未来に不安を感じます。
………
手間…で思い出しましたが
当店には、京都のデザイナーが手がけた
ほんまもんの京の茶室風和室があり
完全個室。
材料も京都から持ってきて
店舗の大改装を行なったのですが、
その特別室「特別ゲストのお部屋」の
ドアを自動ドアにするか悩みました。
当店は
サロンと個室2つがあり
その特別室と、私たちが常にいるサロンとは
少し距離があるので、すぐにお迎えすることができないのです。
そこで、自動ドアで入っていただこうとも
考えたのですが
その京のデザイナーさん曰く
「わざわざ、
鍵を開け、引き戸を開けお出迎えする」手間こそが
サービスだと仰いました。
京都らしいな…と思いました😊
便利だから良いということではなく
人の手で、あたたかく出迎え、もてなす
古い考えかもしれないけれど
こういった原点に戻ることも
必要なのではないかと、
「真心」について
改めて気づかされました。
そんなこんなで、特別室は
インターホンで呼んでいただいて
私たちがお迎えにあがっています。
私たちの作る「おばんざい」も
手間はかかりますが、手作りです。
効率を考えると
様々な場面で便利なものに頼ることも必要だけど、
「人」と「人」を繋ぐ場面では
ほんのちょっとでもよいから
アナログに戻りたいところ😊
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