企業と学校の架け橋として
昨日、旭川商業高校にて新3年生に向けたマナー講座&社会が求める人材について
講演してまいりました(^^)。
旭川商業高校で講演をするのは2回目。
非常に進路活動に熱心な高校なんですよ。
昨年は、進路ガイダンスの講師として招かれ
今回は、新3年生全員を対象にマナー講座を行うといったものでした。
せっかくなので、フツーが嫌いな私は(笑)
一般的なマナー講座ではなく、地域に密着したマナー講座を提案し
自身の経験や研修先の企業からの声、そして
地元企業様へのアンケートをもとに、講座を作りあげることにしました。
何よりも、ご縁をいただいたこの学校を
しっかりと進路活動をしている学校として
ひとつのブランド校にしたいと思ったのです。
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地域企業のアンケートを何故とったのか?
最近「取材」をもとにした講演に説得力を感じています。
昨年、二回に渡るJTB主催の災害ホスピタリティー講演で
東日本大震災で被災したホテル等、実際に宮城県を訪れ
視察&取材をし、内容を作っていきましたが
マニュアルや人から聞いたものよりも、現場の声を届けると
より説得力を与えることができると思っています。
もちろん、時間も手間もかかりますが、内容が充実します。
「マナー」という部分でいうと、全国各地どこでも一貫しているのですが
都会のように人がたくさんいて、採用したい人をたくさんの人の中から選べる土地と
人口流出が続く人手不足に悩む土地での人材採用では
働く人たちのモチベーションや競争意識の部分に大きく差があり
「働く姿勢」の部分で、
同じように教育できないという実感をここ数年しているからなのです。
そこで、まずは地元企業の悩みを集めてみましょう!ということで、
何度も、進路指導の先生と打ち合わせをし、そして
多くの企業様にアンケートにご協力していただき、
その悩みを少しでも解決の方向に持っていけるよう講座を作りこんでいきました。
長年のOL経験と、経営者になってからの人材教育の実践と
両方向から、社員時代の自分のあの時の気持ちや姿勢ってどうだったかな?
あの時はわからなかったけれど、今わかるアンナコトコンナコト…
今の若者の特徴をあげてみて
こんなことをこういう風に教わったら、もう少し理解できていたかも?
経営者になってからの企業側の言い分もあるぞ!などなど
いま、ハラスメント問題で、腫れものにさわるように
何も言えなくなった企業の代弁も・・・
両者の架け橋となれるよう「おとしどころ」を模索し、形にする数日。
資料作りに時間がかかることもそうですが、
前日は、仕事をオフにさせていただいて、誰とも会わずに
静かに、集中力とイメージを整えていました。
最近の研修や講演は、規模が大きくなってきているので
こういった自身のコントロールをする時間が多く必要になってきました。
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当日
240名の生徒さんたちと、
ご来賓の方々、マスコミ各社の方々、あわせて約300名の皆さんに伝えるために
反応の薄い若者たちをどう反応させ、こちらにグ~っと引き込むか
あの手この手でいくわけで
そちらのパワーに全てを注いだので、緊張する暇もありませんでした(笑)。
休憩なしの90分間
さて、どこで水を飲もうか?とか、そんなささいなことまでも考える・・・(笑)。
広い会場ということもあり、
今回は、弊社 災害備蓄講師の山田香先生にビジネスマナー講座のアシスタントとして
入っていただき、講演が円滑に進むようお手伝いしていただきました(^^)。
今年5月からは
講師やアシスタント育成もしていく予定です。
私の研修は「礼法」もそうですが
「ありかた=姿勢=意識」に重きを置いています。
これからの子供たちや若者に「どう生きていくか」を考える
応援をしていきたいと思っています(*^^*)。
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昨日、講演後
参加された多くの企業様から心あたたまる嬉しいメッセージを沢山いただき
今度は経営者向けの講演を聴きたいとか、とても話に引き込まれた等
また、生徒さんからは
とても聞きやすく、わかりやすく、進学する人も、就職する人も卒業するまでに
実際に使える内容が多く楽しかったとお声をいただき
今後の励みとなりました(^^)。
秋には、校長会の接遇研修も控えています。
企業だけではなく、学校とのお付き合いも始まってきましたので
また、新たな情報を取り入れながら、講座を作っていきたいと思います(^^)。
ご参加された皆様
長い時間ではございましたが、ありがとうございました。
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3月16日 日本経済新聞に掲載されました(^^)。
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